「ちんちんのないお父さん」は想像以上!読んだ僕の本音の感想。

ども!しば犬(@afi_ykm)です!

2017年12月1日に文芸社から発売された「ちんちんのないお父さん」
Twitterなどで話題になっていたのでもう読んだ人も多いかな??

 

性同一性障害の方の自伝本ってちょっと苦手だったんだけど、なぜか興味を惹かれて予約注文をしてしまい、結果270ページ程の内容を約1時間ちょいで一気に読み切ってしまうという結果になっちゃった(笑)

「性同一性障害(FTM)の自伝が読みたいけど何が良いんだろう」
「ちんちんのないお父さんってどんな内容なんだろう」

そんな「ちんちんのないお父さん」を読んだ僕の本音の感想を本の説明と共にお伝えしてきますね~

「ちんちんのないお父さん」のご紹介をしていこうね

「ちんちんのないお父さん」はFTM当事者の「川崎和真さん」が経験してきた苦難な人生が描かれている本です。

【内容紹介】
二十歳になって、戸籍を女から男にする。
その夢を叶えたはずなのに、それはゴールではなかった。
大切なことは「どう生きてきたか、どう生きていくのか」だった……。
性同一性障害の悩みを抱えながらも、さまざまな難題をくぐり抜け、ひたむきに前を向いて歩いていく、真実の物語。
本当に幸せな人生とはなにか、LGBTの方だけでなく、多くの方に読んでいただきたい一冊。

いつもありがとう。Amazon様。

 

本の内容は4章の構成で描かれているよ。

  • 第一章:家族を築くまで
  • 第二章:大人になるまで
  • 第三章:男になるまで
  • 第四章:伝えたいこと

川崎和真さんってどんな人?

川崎和真さんは平成生まれのFTM。

陰核陰茎作成術後に戸籍を変更して現在の奥様と結婚。

AID(精子提供)によりるセルフ人工授精で子どもを授かり、2人のお子さんのパパだよ。

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ちんちんのないお父さんの内容は?

第一章:家族を築くまで

第一章のテーマは「家族」
奥さんの出会いやセックスに関する思いが描かれている中で一番興味をひかれたのは「妊娠」をテーマにした内容。

 

以前に比べ、戸籍の変更へのハードルが低くなって結婚という夢を実現させる当事者の方が増えてくる中、次に望むのはやはり「子供」のことだろうな~って思ってます。
(子供はいらないって人もいるけどもね?)

 

 

そういったあなたには、この内容はとても心に響く内容になるよ。

 

 

僕たちは「子供を授かる」ことに対して色々な難題が出てくる。

  • 精子の提供の為に考えておくべきこと
  • 精子提供者との大事なやりとり
  • どうやって受精をするのか
  • AIDを行っている病院の対応
  • 懐妊した時の喜び
※AID=夫以外の第三者からの精子提供による人工授精(本文より)

色々な難題・課題に対してどう向き合ってきたかがとてもリアルに描かれてるから、どれほど大変な事なのかがストレートに伝わってくる内容になっているよ。

第二章:大人になるまで

第二章から第三章までは、どう育ってきたかの内容になっているよ。

 

その中で第二章は、性同一性障害という自覚、両親へのカミングアウトやパスグッズへの思いといった、産まれてから高校に至るまでに心境や環境が描かれているね。

 

パスグッズに関しては僕も利用していたショップさんが取り上げられていたよ。

【FTM必見!】色んなパスグッズを販売しているネットショップをまとめてみた

それ以外にも面白かったが「自作のちんちん秘話」(笑)

男同士でありがちな「股間コミュニケーション」を解決すべく作成する「ちんちん達」の事が描かれててね。
こんな方法良く思いついたな~!って感心できるし面白い内容だったよ。
最終的に出会ったちんちんは僕も実際使ってたことがあるし、使ってる人多いんじゃないかな~。

第三章:男になるまで

第三章では主に治療に関する内容になっているよ。
カウンセリングから手術までの体験談が描かれているから、今から治療を考えている人や手術を考えている人が今後を知ることが出来るとても良い内容になっているな~って素直に感じた。

 

 

僕が特に心惹かれたのは第三章の後半に描かれてる「陰核陰茎形成術」の内容。
ここの内容は本当にリアルに描かれていてね。

 

 

特に当事者の人には真剣に読んでほしい部分。

「自分が特別ではない」ということを、分かっているようでわかっていなかった。

この部分に関しては僕も全く同じ心境だったことがあるんだよ。
そして起きた手術トラブル。

僕、左の乳首ありません。胸の修正手術で壊死した話。①
僕、左の乳首ありません。胸の修正手術で壊死した話。②
僕、左の乳首ありません。胸の修正手術で壊死した話。③
僕、左の乳首ありません。胸の修正手術で壊死した話。最終章

・若いから大丈夫
・成功例が多いから大丈夫
・酒やたばこをやってないから大丈夫

 

手術に「絶対」なんてないんですよ。
手術を受けようとする人は年々増えているし、保険適用になることが決定となるともっと増えると思う。

 

これから手術を受けようと思っているあなたは特に読んでほしい。
不安な気持ちで胸いっぱいになりすぎるのはあまり良くないけど、だからって軽々しい気持ちでいて良いものでもない。

 

もちろん成功する確率の方が高いとは思う。
でも、手術なんだからそれなりのリスクがあるって事は肝に銘じて真剣に考えたうえで手術に挑んでくださいね。

 

陰核陰茎形成術に挑み、色んな苦難を乗り越える体験談がとても赤裸々にリアルに描かれているよ。

第四章:伝えたいこと

第四章では「LGBT」に対する想いが描かれてるよ。

 

この部分はLGBTを良く知らない人や、自分について悩んでほしい人には特にしっかり読んでほしい内容になっているね。

 

メディアなどでの露出が増えて来たり、法律が変わったり。
なにがどう変わっていったかの変化を伝えるとともに、「自分らしさ」「その人らしさ」の大事さについて描かれている部分は心が救われる気持ちになったよ。

まとめとしてしば犬の全体的な感想

各章の読みどころや感想についてはもう述べちゃったので…(笑)
読んだ全体的な感想をちょっと付け加えておこうかな。

 

「ちんちんのないお父さん」を読んでまず感じたことは、周りの人々にとても恵まれているな~って思えたんだよね。

 

もちろん苦労をしている部分はあるよ。
でも、家族や学校環境に関してはとても恵まれていると思った。
例えばご両親へのカミングアウトにしても、拒絶されることもなくむしろとても協力的。
もちろん、ご両親の心の中にはとても葛藤や悩みがあっただろうなと思う。
それでも、子供を想い理解して受け止め協力的な姿には素直に素敵なご両親だなと感じたよ。

 

なので、ご両親へのカミングアウトの苦労談やどうやってご両親を説得するか。という部分を知りたい、読みたいって人は残念ながらこの本には描かれてないってことになっちゃうかな。

 

 

だけれど、著者の川崎さん自体がとても行動力があり自分にとても正直に生きているのが全体的にとても伝わってくる。

 

 

僕が治療を始めたのは20代半ばなんだけど、川崎さんが行動を起こしているのは10代であり学生時代。
それを考えると自分に真っ正直に行動している川崎さんの歩んできた道のりの体験談は僕たち当事者にとって、とても参考になる部分も多いよ。

 

奥さんもしっかりしていて、とても行動力がある方でね。
自分が出来るすべてのことを全力でやろうとするその姿には、とても心を打たれたよ。
それが描かれている第一章はこれから先、子供の事を考えている奥さんにはとても心に響く内容になっているね。

 

とても長くなっちゃったけど、僕にとってこの「ちんちんのないお父さん」は読んでよかったと思える1冊になったんだよね。

  • これから治療をかんがえている人
  • 手術のリアルな体験談が知りたい人
  • 結婚をして子供を授かりたいと思っているご夫婦
  • 当事者の想いを知りたい人
そんな方はもちろんのこと、上記に当てはまらなくても読んでもらいたいな~って本だね。
もしあなたが当事者なら人生の参考になり、そしてあなたの支えになったりちょっと背中を押してくれる。
そんな1冊になってくれる「ちんちんのないお父さん」のご紹介と感想でした!
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