しば犬
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・性同一性障害
・トランスジェンダー
この2つの言葉、メディアで同じニュアンス的に使用されてる感があるから
「性同一性障害=トランスジェンダー」っていう認識が広がってきてるね!
でもさ、実は性同一性障害とトランスジェンダーって一緒じゃないって知ってた?
びっくりだよね~。
一緒っぽいけど、びみょ~に違うんだよ。
この「びみょ~に違う」部分について踏み込んでいっちゃいましょう。
ちょっとややこしいけど…お付き合いいただけるとありがたいです。
性同一性障害とトランスジェンダーの違い
この2つの言葉。簡単に違いを述べるとしたら
性同一性障害=精神医学の分野で使われる疾患名
トランスジェンダー=当事者自身が作った一般名称としての言葉
って風に分かれるよ。
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性同一性障害
「診断によって体の性別とジェンダー・アイデンティティが一致しないことが明らかで、診断基準に基づいて精神的治療を行う必要がある人。時には身体の治療が必要な人と判断した場合の診断名」ということ。
ジェンダー・アイデンティティ
自分は男である。自分は女である。っていう「性別に対する自分の認識」のことだよ。
精神医学での言葉で日本訳では「性同一性」って言うよ。
トランスジェンダー
生まれた時の性別と自分が認識している性別に違和感を感じている人全般のこと。
トランスジェンダーの中には手術までは望まない人がいるので性同一性障害っていう言葉よりも広い範囲で使われているよ。
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性同一性障害とトランスセクシャル
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性同一性障害=トランスセクシャルって訳ではないんですね。
性同一性障害という診断はガイドラインで決まる
ガイドラインの診断基準にはこんな定義があります。
治療は、精神科領域の治療(精神サポート)と身体的治療(ホルモン治療とFTMにおける乳房切除術・性別適合手術)で構成される。
治療は画一的にこの治療の全てを受けなければならないというものではない。
なので、手術を望んでいない人も性同一性障害って診断されることがあるから「性同一性障害=トランスセクシャル」って訳でもないって事になるんだよ。
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トランスジェンダー
生まれた時の身体の性別と自分が認識している性別に違和感を感じている人全般を表す言葉
トランスセクシャル
生まれた時の身体の性別と自分が認識している性別に違和感を感じていて手術などを強く希望する人・手術を決行している人
性同一性障害
診断によって体の性別とジェンダー・アイデンティティが一致しないことが明らかで、診断基準に基づいて精神的治療を行う必要がある人。時には身体の治療が必要な人と判断した場合の診断名
歴史的には「性同一性障害」という言葉のほうが割と新しかったりしまするんだよね。
トランスジェンダーの中でも手術を望む人たちの事が社会的にも広がりだした2003年頃には「性同一性障害」って言葉も世間的に広がり始めたんだけど、トランスジェンダーの人すべてが手術を望んでいるわけではないので周りの人に違う風に認識されがち。
自分がどうありたいかって気持ちもさまざまですね!
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