性同一性障害のカウンセリングは勘違いや後悔をしないかをチェックするもの | しば録。~性同一性障害と日常~

性同一性障害のカウンセリングは勘違いや後悔をしないかをチェックするもの

ども!しば犬(@afi_ykm)です!

性同一性障害の治療の第1歩はカウンセリングだよね。

しば犬
カウンセリングってどんなことをするんだろう…
カウンセリング前のあなたは、不安と楽しみが入り混じっている気持ちだよね。

カウンセリングで先生は、「勘違いをしていないか」「今後、後悔することはないだろうか」というあなたの未来を真剣に考えて診断してくれます。

なので性同一性障害ではないという診断を受ける可能性も、もちろんあります。

「カウンセリングでなにを基準に診断されるんだろう」
「性同一性障害じゃないって言われるのは、どういった理由だろう」

過去に精神科でカウンセリングを受けて「性同一性障害」と診断されなかった人はいらっしゃいます。

カウンセリングで先生は、どんなことをチェックしているのかをお伝えしていくよ。

性同一性障害はどう診断されるのか

性同一性障害と判断基準として、もちろんガイドラインが存在しています。

もちろん、1回のカウンセリングで性同一性障害かを判断されるわけじゃないよ。

何回か話し合いをして、あなたの過去や現在の生活や気持ちを嘘偽りなくさらけだしてね、それを踏まえて判断されます。

性同一性障害の判断基準

国際的な診断基準として、世界保健機関が定めた国際疾患分類 ICD-10、米国精神医学会が定めた診断基準 DSM-IV-TR があります。

A.反対の性に対する強く持続的な同一感がある

(他の性である事によって得られると思う、文化的有利性に対する欲求
だけではない)

1. 子供の場合
その障害は、次(4つ以上)の形で現れる。
(1) 反対の性になりたい、または自分の性が反対であると、くりかえし主張する。
(2) 男の子の場合、女の子の服を着るのを好む、または女の子の格好をまねるのを好む。
女の子の場合、定型的な男の服装のみを身につけたいと主張する。
(3) ままごと遊びなどで、反対の性の役割をしたいという気持ちが強く持続する。
または、反対の性であるという空想を続ける。
(4) 反対の性の典型的なゲームや娯楽に加わりたいという強い欲求がある。
(5) 反対の性の遊び友達になるのを強く好む。

2. 青年および成人の場合
その障害は、次のような症状で現れる。
(1) 反対の性になりたいという欲求を口にする。
(2) 何度も反対の性として通用する。
(3) 反対の性として生きたい、扱われたいという欲求がある。
(4) 反対の性に典型的な気持ちや反応を、自分が持っているという確信がある。

B.自分の性に対する持続的な不快感、または、その性の役割についての不適切感がある

1. 子供の場合
その障害は、次のどれかの形で現れる。
(1) 男の子の場合
① 自分のペニスや睾丸は気持ち悪い、またはそれがなくなるだろうと主張する。
② ペニスなんかないほうがよかったと主張する。
③ 乱暴で荒々しい遊びを嫌い、男の子に典型的な玩具・ゲーム・活動を拒否する。
(2) 女の子の場合
① 座って排尿するのを拒絶する。
② 乳房が膨らんでくることや、月経の始まりを拒絶する。
③ 普通の女性を嫌悪する。

2. 青年および成人の場合
その障害は、次のような症状で現れる。
(1) 第1次性徴および第2次性徴から解放されたいという考えにとらわれる。
そのため、反対の性らしくなる手段として、性的な特徴を身体的に変化させる
ホルモン療法や外科手術、または他の方法を要求する。
(2) 自分が誤った性に生まれたと信じる。

C.その障害は、身体的に半陰陽を伴ったものではない

D.その障害は、臨床的に著しい苦痛または、社会的・職業的または

他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている

しば犬
慎重に診察をおこない、会議にかけて許可が下りれば治療を始めることができるんだよ

判断基準だけをチェックしているわけではない

あなたと先生とのカウンセリングでの話し合いの中で、先生が

せんせ
・この患者さんはこのまま治療を進めると後悔する可能性がある
・治療をしてしまうと今後幸せに生きることが出来なくなる可能性があるな
こういった判断をした場合、「性同一性障害ではありません」と診断されます。

 

後悔なんてすることねぇよ!!

 

な~んて思うかもしれないけど、実際後悔している人はたくさんいるんだよね。

性転換を後悔して裁判を起こした人がいる

実はね、も~これ最近の話なんだけど2015年に二度目の戸籍の変更申し立てを起こした人がいるんだよね。
その人の時系列がこれね。

  • 診断前
    幼少期より自分の性別に違和感を感じながら過ごす
    女性と結婚したけれど結局離婚して40歳の時に自殺をはかってます
  • 2003年
    カウンセリングを受け、性同一性障害と診断を受ける
  • 2006年
    性別適合手術を受ける
  • 2007年
    GID特例法に基づく家庭審判により、戸籍の取り扱いを「女性」に変更
  • 2009年
    中身5 男性と結婚しかし、半年で離婚
    自らの意思で女性になったのに「やはり自分は男性なのではないか」と悩む
  • 2014年
    別の意思に「心の性別は男」と診断される
  • 2015年
    二度目の戸籍変更申し立て
    現在、子供がいる女性と交際中

「ありえない」って思うかもしれないけど実際あるんです。

後から後悔するパターン。

 

手術で子宮を摘出しちゃった人が男性とお付き合いしたんだけど子供が出来ないからめちゃくちゃ後悔してる人の話も聞いてます。

治療の結果、後悔して自殺をしたしまった人もたくさんいます。

 

戸籍の変更を望む人の中には、思い込みやその時の勢いの人もいるんです。

 

今の性別ではうまくいかない⇒性別を変更すれば今より良くなる

 

な~んて勘違いしちゃってる人もいるんですよ。

ぶっちゃけ先ほどの人なんだけど、

  • 自分の性別に違和感(うまくいかなかったからやはり自分の性別は違う
  • このの性別だからうまくいかなかったんだ
って言う気持ちが少なからずあるのでは?って思っちゃうんだけどね。

2003年の時点でしっかりと診断できてればふせげたことだろうにな~とか。

その時もしっかり判断されてた可能性はあるんだけどね(笑)
※僕個人の感想です。

 

こういうことが起こらない様にするためにも、医師の判断が本当に重要なんだよ。

まとめ

「性同一性障害」だと診断されなかったらどうしよう…。

そんな不安から少しでも自分を男らしくアピールしたり、過去のエピソードを改ざんする人がやっぱりいるんだよね。

 

その気持ちわからなくはないけど(笑)

でも、何のためにカウンセリングを受けるのかをしっかり考えてください。

 

「性同一性障害」の診断をもらうためにカウンセリングを受けるんじゃないですよね?

自分がこの先どうしたいかを定めるためにカウンセリングを受けるんですよね?

そこをはき違えちゃだめです。

 

大抵の嘘は、ばれます。

でも、それでも100%ではないからこういった「後から後悔する」って事例が起こるんです。

 

 

人の心は難しいんです。

 

しっかりとカウンセリングを受けてしっかりと診断を受けて治療をすすめたにも関わらず後から後悔してしまう人がいるのが現状。

 

先生とのカウンセリングは、あなたがこの先治療に踏み切っても大丈夫かちゃんと判断をしてもらえる大事な時間です。

あなたが気付いてない勘違いを見つけてくれるかもしれません。

もしあなたがちょっとした勘違いで「性同一性障害かも」って信じたまま治療を進める事になってしまい、後悔することになってしまったらどうします?

 

先生だって、あなたに後悔してほしくないんです。

自殺なんてしてほしくないんです。

 

見栄を張ることなく、あなたの素直な気持ちを先生に伝えてくださいね。

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